HGUC V2ガンダム レビュー
『機動戦士Vガンダム』後半主人公機。
胴体にVの字という、あまりにもヒーローメカなデザインに富野監督が難色を示し、小説版でセカンドVに変更されたのは有名な話。自分も本編登場に先んじて発表されたのをホビー誌で初めて見た時は子供心に「ぶ、ブイて・・・」と思ったもんですが、本編初登場話でのVパーツから光の翼を放出しゲドラフをぶった斬るシーンが、直前のルペさん拷問シーンの衝撃も吹き飛ぶカッコ良さで一発で惚れたもんです。愛用していたVガンのコアファイターを自分の手で破壊するのも主役交代劇を印象付けて良し。
ミノフスキードライブという超テクノロジーを搭載しているという設定もワンオフっぽくて良いけど、実は十年以上前に量産されてたり、ザンスカールに盗用されてたり、近年では木星帝国も実用機を作っていたりと、時が経つにつれどんどん分派しているのはガンダム設定のご愛嬌。ファントムの商品化まだですか。
それにしてもまぁ、Vガン、V2がHGUCでこんな短期間で2機揃う日が来るなんてほんの1年前では想像も付かなんだ。良い時代になったもんだ。この勢いでMGもお願いします。
▼正面。
▼カトキ氏がイラストで描いていたカラーリングとして腕部と腰サイドアーマーを赤で塗装。
他は細かい部分をグレー塗装。
▼背面。光の翼は付属しませんが、ミノフスキードライブユニット内部にエフェクトパーツを付けられそうなスリットがあります。
内部をイエロー塗装。基本的に色分け塗装が必要なのはこの部分のみ。
▼バストアップ。HGUC Vガンダムではディテールが浅かったマスク部の縦線モールドがしっかり入っています。
▼最近のHGでよくある、肩パーツとボールジョイントの一体式ではなく、ボールジョイント部が別パーツ化されています。
腕関節の形状も設定に忠実。
▼Vガンダムとガンイージ共用ではなく、専用のビームライフル。
平手は付属しないのでHGBFガンダムX魔王に付属してたのを使用。
▼オプションでグレネードランチャーを装備可能。
▼腕部のフォーマットはVガンダムと同じなので腕部内蔵式のビームサーベル。
▼これまたVガンダムと同じビームシールド。
▼V2コア・ファイターが別途付属。主翼もなく、機首が長い直線的なシルエット。
▼ミノフスキードライブユニットのシステムそのもの。完成したのは2機のみで、1機はオリファーさん特攻で喪失した事により、現存するのはウッソ機のみ。
▼光の翼は付属しないのでROBOT魂V2アサルトバスターガンダム付属のものを加工して取り付け。
▼効果は十二分。エフェクトパーツは想定しているようなので、なんとか商品化して欲しいところです。
▼Vガンダムと並べてみる。基本的なレイアウトは同じとしつつ、配色と判り易いシルエットの変更により、量産型とワンオフ強化版の違いがよく出ています。
▼
肩関節の別パーツ化、設定に忠実なヒジ関節など、Vガンダムよりもパーツ構成が向上しており、色分けはほぼ完璧。可動も十分。形状などに特別なこだわりがなければ、V2ガンダムの1/144キットとしては非の打ち所ないと思います。
ヒザアーマーにジョイント用の穴が開いていたりするので、V2アサルトバスターへの対応も有り。光の翼エフェクトパーツ付属で是非とも商品化お願いします。
HGUC 1/144 LM314V21 V2ガンダム (機動戦士Vガンダム)
- 出版社/メーカー: バンダイ
- 発売日: 2014/01/25
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